Smile Cut　ジャマイカ映画サロン

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	ハーダー・ゼイ・カム/The Harder They Come（1973）ジャマイカを代表する映画。死ぬまでに観たい映画1001本（1001 Movies You Must See Before You Die）にも選ばれてる。大御所シンガー、ジミー・クリフの若かりし頃が見れます。世界一危険な国と呼ばれていた頃のジャマイカ。いなかから出てきた若者が都会にもまれ夢をつかむまで。予想をくつがえすラストがいい。
	Smile Orange（197?）アメリカのBlaxploitation（低予算黒人映画）黄金期を彷彿とさせるカルトチックな映画。パム・グリアーみたいなお姉ちゃんも出てるけど、ジャマイカ版パムはただ金にあざとい脱力系なのだった・・（てかアフロなだけ）。観光ホテルで繰り広げられるドタバタコメディはドリフのコントのようで懐かさを覚える。白人観光客の無礼講をユーモアたっぷりに風刺するジャマイカンの洞察力、恐るべし。昨年密かにDVD化（日本では入手不可かも）されたようです。
	ロッカーズ/Rockers（1977）ジャマイカ映画を代表する作品。勧善懲悪のわかりやすい展開とジャマイカの庶民の生活が垣間見れる。キリスト教とアフリカが合体したポコマニア教のめずらしい映像も見れます。おまけに超豪華ゲスト。あの人もこの人も出演。30年近くたった今でも十分楽しめる（はず）。何故かここにも登場、援交する女子学生とSugardaddy。ジャマイカの映画や舞台ってやけにこれが多い・・（で妊娠、ってオチがつく）
	カントリーマン/Countryman（1983）ボブ・マーリーに捧げられ、歌詞からもヒントを得たというカルト映画。BGMにもボブ様の曲がふんだんに使われてます。これはラスタの、ラスタによる、ラスタのための作品なんだと思う。バビロン；警察や軍隊などが悪でヒーローはラスタマン。カントリーマンは実在の人物で、拉致されジャマイカに連れてこられたインド女性の血が流れているらしい。（First Rastaより） "Nature protect you." Contryman
	刑事クイン妖術師の島/Mighty Quin (1989) あの！デンゼル様のパトワが聞けます！ストーリーは火曜サスペンスまたははぐれ刑事純情派っぽい？オールジャマイカロケ。素朴ないなかの風景に郷愁。デンゼル様ってホンマ、色んな刑事役できはるのね。
	死の標的/MARKED FOR DEATH（1990）スティーブン・セガール主演。悪役同盟ばりにラスタマンたちが極悪に描かれてるのがおかしい。まぁ、アメリカ映画のお約束ってとこですか。セガールと一緒に活躍するラスタ刑事が妙にリアル。ドラマCSIでも刑事役してたけどそれはラスタじゃなかった、残念。
	クール・ランニング/Cool Runnings（1993） '88年カルガリーオリンピックに出場したジャマイカボブスレーチームの実話を元にしたディズニー映画。アメリカ映画にもかかわらずジャマイカの雰囲気は十分感じられる。エンターテイメント的要素は保証つき。何回見ても面白い。 "A gold medal is a wonderful thing, but if you're not enough without the medal, you'll never be enough with it.”John Candy
	KLA$H (1995) ジャスミン・ガイ主演作。B級、C級の間を行ったりきたりするような作品。しかしすごいのはゲスト陣。Shabba Ranks, Snow, Bounty Killer, Papa Sanと90'sダンスホールファンには垂涎もの。元祖ダンスホール女王でビーニーマンの元妻、カーリーンの現役時代も見れます。あと、ジャスミン・ガイのパトワが光ってる。
	Dancehall Queen（1997）しがない物売りの女性がダンスコンテストで一攫千金をつかむシンデレラ？ストーリー。大ヒットした主題歌を歌うのはビーニー・マン。映画にも登場してます。この映画でダンスコンテストが一般にも定着し、主題歌も大ヒット。ジャマイカ映画の金字塔とも言える。（日本語版なし）ここにも登場、援交する女子学生とSugardaddyの図。
	ステラが恋に落ちて/How Stella Got Her Groove Back（1998）テリー・マクミランの同名小説を映画化。豪華キャスト（Whoopi Goldbergとか、Taye Diggsとか）もさることながらジャマイカの魅力もたっぷり。サントラもレゲエ色豊か（持ってへんけど）。しかし俳優人の中で本物のジャマイカンはTaye Diggsの父だけだったという記憶が・・。
	Third World Cop (2000) ジャマイカのゲットーを舞台に繰り広げられるバビロン（警察）とギャングスターの闘争。テーマは、兄弟愛＆仁義（好きやな～こんなん）。主人公の凄腕刑事を演じるPaul Campbellはジャマイカを代表する俳優さん。他に俳優おらんの？ってくらいどの作品にも登場。Ninja Man, Elephant Man（若い！）, Lady Gなんかが出演してます。Ninja Manは演技というより素？ "We run tings, tings no run we."Capone
	ジャマイカ楽園の真実 / LIFE&DEBT (2001) リゾート地ジャマイカの素顔に迫るドキュメンタリー。経済大国に翻弄される小さな島国の実態。青い海、白い砂浜、陽気なレゲエだけじゃないんです・・。タイトルのLIFE&DEBTはムータ先生の詩からきてます。ブジュ、ヤミボロなんかもゲスト出演。もうこの国を救えるのはラスタの他にいない？？
	Shottas (2002) 人気DJスプラッガ・ベンツと、ボブ・マーリーの息子で歌手のキマニ・マーリィ主演。ワイクリフ・ジーンもちょこっと登場。ジャマイカとUSをまたにかけるバッドでクールなギャングスターのお話。見てる側より作る側が酔っちゃってる感は否めない？でもレゲエ好きにはたまらん。日本語版なし。邦題は、そうやなぁ「ジャマイカン・ギャングスター～兄弟仁義・乱」なんてよさそう。

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